貴方は風のように 目を閉じては夕暮れ 何を思っているんだろう…
ヨルシカ
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貴方の足が月を蹴った 白い砂が夜灯みたいだ 貴方は気付いてい…
頬色に茜さす日は柔らかに 爆ぜた斜陽に僕らは目も開かぬまま …
だからもっと踊るように ほろりほろり落ちるように さよならは…
貴方だけを憶えている 雲の影が流れて往く 言葉だけが溢れてい…
花咲くや 赤ら引く頬に さざなみ寄るは海 貴方は水際一人微笑…
優しい風の音が頬撫でる 雲間鮮やか、揺れ花菖蒲 この場所を僕…
借りた本を片手に持って 川沿いの歩道を行く 読み終わりまであ…
国境の長いトンネルを抜けると雪国は 底冷えの夜の静けさを白く…